Note04(老大木の教え-2)

楽しい場を創る八つの法則

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企業であれ、職場であれ、家庭であれ人が今いる場所を楽しい場所に変える事が大切であると思います。
「今を生きることが人生である」と老大木は教えてくれました。
では、どうすればよいのか。「楽しい場を創るための八つの法則」を考えてみました。
今という時間を楽しい時間にするために楽しい場を創らなければなりません。今を楽しむのです。「楽しい」という感情は、物で得ることはできません。
お金で得る満足(=欲)は一時的なものであり、際限なく肥大化し、同時にそれをなくす恐怖と不安が増大します。そこに感動や感謝もなく、仲間の存在も表面的であり、疎外感を味わいます。奇跡的にすべてを手に入れても、命は有限ですから、死によって終わります。
しかし、「感動」は音楽や絵画のように、思い出、体験として永遠の命(価値観)を持つことができます。

 「原因」と「結果」の法則に次のような言葉がありました。
 人間の心は庭のようなものです。それは知的に耕されることもあれば、野放しにされることもありますが、そこからは、どちらの場合も必ず何かが生えてきます。
  もしあなたが自分の庭に、美しい草花の種を蒔かなかったなら、そこにはやがて雑草の種が無数に舞い落ち、雑草のみが生い茂ることになります。
  すぐれた園芸家は、庭を耕し、雑草を取り除き、美しい草花の種を蒔き、それを育みつづけます。
 同様に、私たちも、もしすばらしい人生を生きたいのなら、自分の心の庭を掘り起こし、そこから不純な誤った思いを一掃し、そのあとに清らかな正しい思いを植えつけ、それを育みつづけなくてはなりません。
  もしあなたがその作業をつづけたならば、やがて必ず「自分は自分の心の園芸主任であり、自分の人生の総責任者である」という事実に気づくことになります。
 自分の人格、環境、および運命の形成に、自分の思いがどのような影響を与えているのかを、日を追うごとに、より明確に理解していくことになるでしょう。

●あなたの世界は、あなたがどんな人間であるかの現れです。

あなたの世界は、あなたの内側の状態が投影されたものであり、これからもそのすべてが、あなたが内側で体験することによって色づけされることになります。

  あなたの世界内にあるものは、たとえそれが、あなたにとって美しいものであっても、喜びであっても、醜いもの、あるいは痛みであっても、そのすべてが、あなたの内側に存在しています。

  あなたは、自分自身の思いによって、自分の人生、自分の世界を、素晴らしいものにつくり上げることもできれば、壊すこともできます。

あなたが思いのパワーによって内側の人生を築き上げると、あなたの外側の人生は、その内側の人生に従って築かれることになります。

 たとえあなたが、心の奥底のどんな秘密の場所に、何を隠そうとも、あなたの内側に存在するすべてのものが、やがて必ず、あなたの外側の人生のなかに姿を現していきます。

 けがれた身勝手な魂は、不運と不幸せをつねに自分に引き寄せ、清らかで情け深い魂は、幸運と幸せをつねに自分に引き寄せています。

 すべての魂が、それ自身と同種のものを引き寄せ、それと相反したものが引き寄せられてくることは絶対にありません。

「引力の法則」より

 だれでも幸せの種を持っています。
 その種がどんな花を咲かせ、どんな果実を実らせるのか、人によって違います。
 咲かぬままかれてしまったり、十分な果実が実らなかったり、風水害にあって突然倒れたりします。 なぜ人生はこんなに不公平なのでしょう。
「すべての原因は、その人の心の中にある」と老大木は言います。
 人生においては、自分の力で自由にできるものと、できないものがあります。
  • 【自由にできるもの】
  • 自分の行動、楽しむ感情、満足感、幸福感、知りたい、学びたい、覚えたい
  • 【自由にできないもの】
  • 他人の評価、感情、行動

  •  他人の感情や行動は、どんなに指示しても、自分の思いどおりに動いてくれません。 人の評価も、自分でコントロールできません。そんなことはほっといて、自分が自由となるものに力を傾ければよいのです。
     そのことに最善を尽くすことが、自分を超える大きな力につながっていきます。
     つまり、相手を変えることはできないが、相手を見る自分を変えることはできます。
     自然の法則は、自分を変えるための法則でもあるのです。

    法則その① 「上を見上げなさい」
    法則その② 「場を広げなさい」
    法則その③ 「水を引きなさい」
    法則その④ 「場を耕しなさい」
    法則その⑤ 「種をまきなさい」
    法則その⑥ 「芽が出ると思い描きなさい」
    法則その⑦ 「失敗を恐れるな」
    法則その⑧ 「感謝しなさい」


     1つずつ、この法則を説明したいと思います。

    No.1 法則その① 「上を見上げなさい」 


     すべての植物は、地中から芽をだしたら、上に向かって成長を始めます。光を求めて葉を開きます。この法則は、人間の人生においても通用する法則です。
     道に迷った時は立ち止まって上を見上げてみてください。
     むやみに動き回っても意味がありません。
      まず、最初に上を見上げなさい。
      光が差し込んでいますか。
      光とは希望であり、あなたの目標です。
      自分の未来を信じる心です。
      光も見えないと、暗闇を進むことになります。

     ますます危険が増します。
     いつ、崖から足を踏み外すかもわかりませんから、ますます動けなくなってしまいます。
     上を見上げてみて、光が差し込んでいない現状を認識することが最初のステップです。そして、なぜ光が差し込まないのかについて考えてみなさい。
      情報がない。
      知る方法がわからない。
      知識や体験が少ない。
      環境が悪い。
      考えたくない。

     いろいろな言葉が思いつきます。
     少なくとも、現状の自分を認識することはできます。「何をしていいかわからない自分がいる」ということです。これでステップを一段上がることができます。

    ≪自分を認識することから始まります。何をしていいかわからない自分を認めることができれば、謙虚に気持ちになり、人の話を聞いてみたり、本を探してみたりする行動が始まります。≫

     現実をありのままに見ることは、本当に難しいものです。今の自分のいる場所を確認することが大切であると老大木は言いました。
     その時は、その事にどんな意味があるのかわかりませんでしたが、今は理解できます。悩むのではなくて、考えるのです。
     自分がどこにいるのか考えないから悩む。わからない自分がわかるのは、悩んだからではなくて、「わからない」と考えて、理解したことになるのです。
     そのために、立ち止まって周りを見渡し、上を向いて光を感じることが大切であると思うのです。
     考えて考えて、最後は自分の感覚を感じる。感じたことを信じる。答えは確かに自分の中にあるのではないでしょうか。
     私たちは確かに光を求めています。豊かな生活であったり、幸せな人生であったり、楽しさや喜びを求めています。
     求めている自分を再認識すると、どうすれば求めるものが得られるのかを考えることができるようになります。
     光(幸せ、楽しさ、喜び)と言う抽象的なものでなく、家や車などの「物」を求めていませんか。
     これらのものは周りを探し回らないとありません。上を見ずにあたりをうろついていますから、上を見ることを忘れてしまいます。もっといいものが欲しい、もっと高いものが欲しいとどこまで行っても満足は得られません。
     また、その物を得たときは一時の満足を得ますが、時間が経つと古くなり次のものを探してしまいます。
     たとえば、美しい奥さんを迎えてよい家庭をつくります。しかし、長い年月が経つと、目移りして浮気したり、離婚したりします。一生懸命、ご主人と生活をともにした奥さんを捨てるのです。

     最近では逆のケースもあります。
     ある男性から、会社をリストラされて家庭生活が一変したという話を聞きました。 「実は、離婚の話が持ち上がっているのです。
     私が働いている時は、妻はニコニコして『お父ちゃんいつもありがとう』と言っていたけど、会社を辞めて給料が入ってこなくなったとたん、『甲斐性がないわね』と言いはじめ、『離婚しましょうか』と言いはじめたのです。
     私はこれまで本当に一生懸命やってきたのに、給料を持って帰ってくるから大事にされていただけなのです。」

    「交流分析」では、条件付ストロークと言いますが、これなども、形を求めているからおこります。
      「こんなはずではなかった」
      「何のための人生だったか」
      「果たしてこんな人生でよかったのか」
      「もっと別の人生があったのではないか」などと悩む前に、もう一度きちんと考えてください。
     あなたは、何を求めていたのですか。


    No.2 法則その② 「場を広げなさい」 

     「幸せの青い鳥」はどこを探しても見つかりませんでした。
     実は毎日の生活の中にいたのです。
     発想を変えることです。
     今いる場所を「いかに快適な空間にするか」を考えるのです。これが第二のステップになります。つまり、最初にすべきことは、光が十分に届くように、自分の周りの邪魔なものを整理して空間を広げるのです。

     光がさす楽しい場所には人が集まります。だって、その場所にいると楽しいから。
     具体的には、いろいろなことを体験し、勉強して知識の幅を広げることです。

    ≪友人が多い人は、自分のたっている場所が広い人です。数多くの人とのふれあいによって場を広げることができます。≫


     いろいろな情報を得ることで、光が差し込んできます。目的は、収入(物)を得ることではなくて、自分の場を広げるためだということを忘れないでください。
     新たな目標ややりたいことが見つかるかもしれません。
     自分の周囲にある邪魔な障害物を1つずつ取り除き、片付けて足場を安定させることから始めましょう。
     人のせいにする自分、非難や叱責やねたみなどは、場を広げるための障害物です。
     光がささないような障害物を造っていたのは実は自分自身だったのです。
     知ることで、少しでも場を変える事はできます。難しいですが、目的を自覚すれば可能なはずです。
     場を広げれば足場を安定させることができます。
     そうすれば少しは居心地が良くなってきます。
     そして、自分一人だけの力では場を広げることはできません。仲間の力を借りる必要があります。同じ価値観を持つ仲間の存在は、何物にも変えがたい宝物です。
     「共通の目的」に「仲間と共に」取り組むことができる「志」がないと、「楽しい」という感情は生まれません。つまり、場を広げることができないのです。
    「楽しい」という感情は、物で得ることはできません。
    考えてください。
    あなたは何が楽しいですか。

     繰り返しになりますが、お金で得る満足(=欲)は一時的なものであり、際限なく肥大化し、同時にそれをなくす恐怖と不安が増大します。そこに感動や感謝もなく、仲間の存在も表面的であり、疎外感を味わいます。奇跡的にすべてを手に入れても、命は有限ですから、死によって終わります。

    「感動」は絵画や音楽と同じように永遠の命(価値観)を持つことができます。

     感動と感謝は、何気ない出来事の中に存在しています。
     そして、それは心の中に美しい結晶としていつまでも残ります。
     それが光の正体です。自分自身が光となり、その場を輝かせることができるかもしれません。そんな自分になれたら、楽しいでしょうね。

    場を広げる方法
    ・ 友人を持つ
    ・ いろいろな知識(学び)と体験、経験をする
    ・ 楽しいという気持ちを大切にする
    ・ 感動と感謝



    No.3 法則その③ 「水を引きなさい」 


     種が育つために最も大切なものは、水です。多すぎても少なすぎても芽が出ません。
     近くに水がなければ、河から引いてくる必要があります。
     河はどこにあるのかを調べ、そこから自分のいる場所に引くにはどうすればよいか、どれぐらいの手間と時間がかかるのか、そして、ともかく動くことが必要になります。

     人生においてなくてはならないものは、生活のためのお金です。
     収入を得ることが「水」を得ることです。 「人生には大きな夢と少しのお金」とチャールズ・チャップリンは言いました。 お金を得るために働くことと、働いた結果お金を得ることとはまったく違います。

     あるアメリカの鉄道会社の社長が、現場の視察に出かけた時の話です。
     ある線路の修繕の現場を視察した時、一人の作業員が近づいてきました。見ると、約10年前、鉄道作業員としていっしょに働いていた友人でした。その友人は、今も作業員をしているようでした。
     その友人は、次のように話しかけてきました。 
     「君は随分出世したね。君が社長になった時は驚いたよ。10年前は、おたがい50ドルの日給をもらうために働いてたのにね。」
     社長は答えました。
     「そうだったのか。君は50ドルをもらうために働いてたのか。私は、10年前も今も、この鉄道会社のために、そして、世の中の人たちに快適な移動や旅をしてもらうために働いてるんだ。」

     50ドルをもらおうと思って働いてた友人は、「もらおう」という意識で働いていたのです。そこに与える気持ちがなかったのです。
     そして、この社長になった人は、同じ作業員の仕事をしていた時も、鉄道会社のために、世の中のために「与えよう」と思って働いていたのです。
     まさに、「与えるものは与えられる」の法則どおり、この社長には高収入や地位が与えられたのです。

     人生にお金は大切です。しかし、なぜお金が必要か、考えてみてください。
     種を育てるために水が必要なように、夢の実現のために働いてお金を稼ぐのです。
     また、多すぎると、夢を腐らせてしまいます。
     ちょうど良い程度のお金でよいではありませんか。
       塩水を飲むとのどが渇き「もっと、もっと」水が欲しくなります。体を壊してしまいます。
     「水を引く」とは、ちょうど良い程度のお金と夢を持つことです。
    ≪余談、お金の種類について≫
     お金が欲しいので、私は宝くじを買っていました。ある言葉で、宝くじを買うことをやめました。それは、次のような言葉です。
     誰でもお金は欲しいと思います。しかし、千円、一万円と言う意味の種類ではなく、お金にはいろいろな種類のお金があるのです。
     人を騙して、稼いだお金。それには、人の恨みや怒りや悲しみがついています。 そのお金は、稼いだその人に恨みや怒りや悲しみを与えることになります。
     皆さんは、どんなお金でもいいから、欲しいと思いますか。盗んでも、人を殺しても欲しいですか。
     人のために働き得たお金には、感謝がついています。そのお金は、稼いだその人に感謝も与えることになります。
     同じお金という人もいますが、私は違っていると思います。マイナスのエネルギーはきっとその人に悪い影響を与えると思うからです。
     宝くじで当たったお金には幸運がついてくるのでしょうか。どうやら、幸運だけではなくて、身勝手な欲望もついてくるらしいのです。
     幸運に対する依存心と欲の肥大が起るらしいのです。幸運と幸せは別のものらしく、必ずしも一致しないらしいのです。
     私は、感謝のお金を貯めたいと思います。

     さらに余談ですが、私の好きな「老子」の言葉を思い出しました。
     老子が理想としたのは「無為自然」です。
     無為とは何もしないということではなくて、無作為、あるがままと言うことです。人の営みにおけるあらゆる虚飾・贅肉を徹底的に切り落としなさいと言います。
     その具体的な実践方法が「柔弱(じゅうじゃく)謙下(けんか)」と言われるものです。
     万事、つつましく控えめに、己の分を知って背伸びをせず、無知・無欲を信条として、人と争わない生き方をせよと説いています。
     「足るを知れば辱められず、止まるを知ればあやうからず」という言葉も有名です。
     欲望をほどほどに抑え、身の程をわきまえて適切なところにとどまる。その道理さえ心得ていれば、失うものは何もない。そういう意味です。

    「つま立つ者は立たず、跨ぐ者は行かず」
    つま先で立つ者は、一時的に背は高くなるが、そのような不安定な状態は維持できない。 大またで歩く者は、一時は早く進むが、すぐ疲れて長続きしないと言う意味です。

     指導者はいかにあるべきかについては「和光同塵(わこうどうじん)」という言葉があります。
    「其の光を和らげて、其の塵に同ず」
     己の知恵や才能を世に現そうとせず、その光を内に包んで和らげ世俗の塵に同調する。
     指導者は偉そうに上から人を見下すような態度をとってはいけない。英知を内に隠しながら衆人の中に溶け込み、衆人と苦楽を共にする。そうすれば知らず知らずの間に人々の敬愛を一身に集めるようになるという教えです。

     以前から私は、「老子」の考え方のほうが「孔子」よりも好きでした。
     知らず知らずのうちに「インナーマネジメント」の考え方の中に取り入れていたことに気がつきました。

     志を立て、目標に向かってひたすら突き進むといった考え方は、苦手です。

     勝ち負けにこだわり、競争することにエネルギーを燃やしている現代の経済社会に対する警鐘を鳴らすと言う意味で、「インナーマネジメント」を書いていました。

      人に認められると、感動します。
      その感動が能力をひきだし、楽しさを創ります。
      その結果が企業の成長、発展につながります。

     という考え方です。

     遊びなさいといっているのではありません。仕事を楽しむと決意することで、何かを得ることができると確信しています。


    No.4 法則その④ 「場を耕しなさい」 

     今いる場所を、手間ひまかけて少しずつ耕すことによって、土地に栄養が行き届き、「場の格」が上がります。
     つまり「場を高める」という意味です。
     例えば職場環境です。
     私たちの職場環境には、さまざまな「場」があります。この「場」は常に変化しています。職場の雰囲気は、上司のその日の機嫌によって変わりますし、元気のよい新入社員が入社してきただけでも変化します。
     ところが、会社を訪問して雑談をしていますと、「ウチの会社は社長が変わらないかぎり変わらない。」「自分のようなものが何を言っても聞いてもらえない。」という話を聞くことがあります。
     変える力の大きさは人によって違っても、こういう人も「場」を変える影響力は持っているものです。その人がその職場の雰囲気を沈滞させているのかもしれません。
     自分の置かれている環境をどう受け止めるかが、場を高めることにも、逆に低くすることにもつながるのではないでしょうか。たとえ一人であっても場を高めようとする気概があれば、場は変化していくものだと思います。

     大きな志を抱く人間ほど、小さなことをちゃんとやり遂げます。
     先のことを考える人間ほど、些細なことをほおっておかない。

     よく私たちは「大事の前の小事」と言いますが、そうではなく、小さなことの積み重ねこそが大事をなしていくのです。
     トヨタの豊田章一郎氏は、トヨタの強みは何かと聞かれて、「真面目に、地道に、こつこつやること。これがベースです。」と答えています。
     当たり前のことを地道にやり続ける。その中で一つ「場」が上がり、その人は成長していきます。
     身のまわりの整理整頓、掃除などは場を高めるには最も良い方法です。
     気がつくと、豊かな土地が出来上がっています。いつ種を蒔いても大丈夫です。 すべての準備が整いました。

    ≪余談、そわかの法則≫
    究極の損得勘定 - 損得で考える宇宙法則、小林正観/著 宝来社より
    般若心経の最後の部分は「ボウジ ソワカ」と言います。この「ソワカ」とは「事が成る」「事が成就する」という意味です。
    神が人間の成す行為の中で好きなものは、「そわか」の3文字のようです。
    「掃除」の「そ」、「笑い」の「わ」、「感謝」の「か」の3文字です。
    この3つの行為を続けている人間を、神さまが応援しているように思えます。

    「そわか」の1番目は「掃除」です。
    神さまは「きれい好き」らしいのです。「姿かたち」がきれいな人、心がきれいな人、「水まわり」や「身のまわり」をきれいにしている人を神さまは支援・応援します。

    2番目は「笑い」です。
    「笑い」とは肯定すること、受け入れること、共鳴、共感すること。「笑顔」や「笑い声」は、宇宙や地球が神の為した行為を、「肯定的」に受け止めた、ということにほかならないのです。笑える人は肯定的な人、受け入れられる人、明るい人。

    3番目は「感謝」です。
    「ありがとう」の言葉を言っているだけでいろいろな奇跡が実際に起こっています。

    「ありがとう」の源の言葉は「ありがたし」。人の力ではできないことが成されたとき、「有り得ないこと」(が起きた)というので「ありがたし」と言いました。
    「ありがたし」「ありがとう」という言葉は、神をほめたたえる言葉、神に対しての感謝の言葉だったのです。
    人に対して使われるようになったのは室町時代以降のことでした。
    「ありがとう」を言われ続けたら、神さまもその人に対して好意的になるのではないでしょうか。
    「ありがとう」だけでも神さまを味方につけることができるのですが、それに加えて「掃除」と「笑い」が加わるのです。神さまが強い味方になってくれそうではありませんか。



    No.5 法則その⑤ 「種をまきなさい」 


    自分の夢を実現する準備は整いました。
    種を蒔いてください。

    行動することです。
    「必ずこれを実現するぞ」と夢を思い描き、行動を始めるのです。
    豊かな人生を思い描いた人の人生は、豊かになる。
    夢が実現することを思い描いた人は、夢を実現する。

     という言葉があります。

     これを、集合的無意識(共通的潜在意識)の性質から説明します。
     集合的無意識は、人間が心に強く思い描いたものを受け取り、それを現実化(具現化)する働きがあります。
     どんな困難に出会っても、「必ず実現する」という信念を持って行動し続けたら、やがて、その信念が潜在意識の奥深くにまで浸透して磁石になり、信じたとおりの現実を引き寄せて具現化するのです。
     いいタイミングで協力者が現れたり、うまいぐあいに資金が回ってきたり、絶好のチャンスに恵まれたりして、遂には、思い描いたことが実現するのです。

     「必ずこれを実現するぞ」と思い描き続けていると、そのことを実現するようにさまざまな出来事があいついで起き、たとえどれほど多くの困難があろうとも、ついには念願したことはかなうのです。
     これが集合的無意識の働きです。
     つまり集合的無意識は、なんでも叶えてくれる「無限の宝庫」なのです。
     なお、言葉はエネルギーですから、口に出して宣言すべきで、どんなに思っていても口にださないと実現しないというのが自然の法則だそうです。

     一般の人間は、思考や言葉が「物質である」などとは思っていません。しかし、思考や言葉がいま手に取って読んでいる本と同様に物理的な「物質」だと考えてみてください。 そうであれば、思考や言葉は自然界にあるすべてのものと同様に自然の物理的法則に従うことになります。

      思考・思い・感情  →気体、空気
      言葉・音楽  →液体、水
      行為・行動 →固体、氷・物体

     と考えてみると解りやすいかも知れません。
     たとえば何か目の前に美味しそうなものがあって、食べたいと思ったとします。食べたいと言葉にする前に、美味しそうだ食べたいと、感じたり思ったりしています。
     言葉にするときには、まず感じたり思ったりして、それからそれを言葉にします。

     思考の本質は言葉ではなく、その奥には言葉に変換される前の漠然とした抽象的なものがあります。つまり人は思考するとき、言葉ではない感覚的な思考が先にあり、次にそれを言葉に変換しているのです。
     この変換を言語化といいます。

     脳は五感から入ってきた情報を頭の中で組み立てなおして再生することで、その内容を認識します。文章を読むときには、実際に声に出さなくても、頭の中で声にしながら読んでいます。また、人の話を聞くときにも、頭の中で自然に復唱しています。

     この頭の中でもう一度繰り返すことを追唱といいます。
     そして、頭の中で思考を言語化しながら考え事をするときにも、追唱と同じ要領で、頭の中で言葉を声にしています。

     思考し言葉を喋ると言う行為は、その人の「想い」のエネルギーを言語化したり、追唱することで「物質化」する作業です。

     その人の「思考」は他の人に認知できませんし見ることもできませんが、その人の中には間違いなく存在しています。

     「言葉・音」は目に見ることはできませんが、その存在を誰でも認知できますから、他人はそこに何らかのエネルギーの存在を認知することができます。
       思考や言葉は間違いなく「物質」です。
     つまり、想うことと、話すこと、行動することは同じことです。
       ですから、人は思い悩み、他人の言葉によって実際に刃物で斬りつけられたように傷つきます。
     実際に斬りつけられれば血を流しますが、心の傷から流れる血は見えません。しかし、間違いなく血を流しています。この状態を放っておくと、「うつ」になったり逆にキレたりしてしまいます。
     嫌なヤツに対して、『死ね』と思うことと『死ね』と口に出して言ってしまうことは、その人を実際に殺してしまうことと同じことだと思います。
     言葉で「人を殺してもいい」と言う人は、実際に人を殺している犯罪者ですから、言葉による裁判所の判決によって「人に殺されても文句を言えない」はずですが、その法則は忘れて、自分のことは棚に上げて、人の批判をしてしまいます。
     人が嫌いと思う人は、「あなたは嫌い」と言っているのと同じですから、相手も「あなたなんか大嫌い」と言っています。
     「人の悪口を言う」人は、「人から悪口を言われる」というのが、自然の法則です。

     実は、昔から思考や言葉は「物質」であると考えた人はたくさんいました。思考は物理的に存在し、精神界を離れ、言葉や行動などによって物質界に姿を現すものと考えていたのです。
     実際、偶然浮かんだ考えにしろ、練り上げた考えにしろ、考えた瞬間にその思考は現実のものとなって姿を現すのです。
    し思考や言葉が「物質」であるとするなら、宇宙全体のあらゆるものを支配している自然の物理的法則が思考や言葉にも作用することになります。
     目標を達成するためには、とくにこの自然の物理的法則―万有引力の法則―が驚くべき力を発揮するのです。
     アインシュタインの相対性理論で
     E = M × C2   ( E=エネルギー  M=質量  C=光の速度 )
     という公式があります。
    「エネルギーは、質量×光の速度の二乗で増加する」というのですが、Cとは、コンシャス(意識)のCだと言う解釈も成り立つという考え方があります。
     質量を持つ物質とエネルギー(光・波動)は同じものであるという考え方です。
     意識もエネルギーであり、光や波動と同じものであるというのです。
     万有引力の法則とは、要するに物体間の引きつけ合う力のことです。二つの物体の質量および定数を掛け、距離の2乗で割れば、引力の定数がでてきます。
     物質が他の物質を引きつける性質を、思考や言葉に当てはめて考えてみましょう。

     あなたが何かを考えれば、即座にその考えは物理的に等価物を引きつけることになります。あなたがその考えを人に話せば、思考するだけよりも、より強く物理的に等価物を引きつけることになります。
     思考や言葉は見たり、測定したりできませんが、かならず目に見える、測定可能な物質を引きつけるのです。
     積極的思考(ポジティブ・シンキング)を主題にした書物はすべてこの考えに基づいて書いてあります。

     考えたことや話した言葉は現実となって現れてきますから、勝つためには勝つことを、成功するためには成功することを考えよと主張しているのです。
     古典的成功哲学書「成功哲学」で、何百万人もの人々に意識革命を起こした作家ナポレオン・ヒルは自らの主張を「人間が考え、信じているものは、必ず実現する」と表現しています。

     なお、この自然の物理的法則には、加速度現象があります。
     何かを考えたり言葉を発すると、すぐにその考えや言葉は物理的等価物を引きつけるようになります。
     1億円ほしいと思えば、その金額が手に入る方向へと動きだすわけです。
     しかし、1億円を手に入れるのは、はるかな道のりのように思われるでしょう。でも心配は無用です。加速度現象が現れるからです。

     説明すると次のようになります。
    物体間の距離が近づくにつれて速度は増加していく。
     億万長者の多くが、最初の一千万円を獲得するには15年から20年かかったが、次の一千万円を手に入れるのは数年、次の一千万円は数ヶ月、それ以降はほんのわずかな期間で手に入るようになったと話しています。

     これが加速度現象と呼ばれるものです。

     万有引力の法則はすべてのものを支配し、いったん運動が開始されると、時が立つにつれて目標達成に向けてスピードを上げていくのです。但し、この自然の不思議なパワーを理解できる人は少ないのが現状です。
     なぜ不思議にみえるかというと、理解できないからではなく、理解しようとする人があまりいないからです。大人になるとほとんどの人は、人生における重大事に対する合理的な対処法を身につけ、それ一筋で問題を解決するようになります。
     しかし、目標を達成するにはいったん自分の欲を捨て、偏見のない心をもつ必要があります。
     自然の法則に従うのです。
     この心があなたに不思議な力を与えてくれます。
     それは開かれた窓のように新鮮な空気を運んでくれるものです。
     この秘訣がすべての人にうまく作用しているなら、全員が願望を達成して優雅に暮らしているはずですが、ほとんどの人は秘訣が現れる前に立往生してしまいます。
     例えば5年以内に社長になるという明確な目標を立てたとします。計画にこだわる人なら何が必要かすべて書き出しリストを作成するでしょう。達成の日付を書き入れると良いという人もいます。
     目標達成に必要なリストに次の項目ができたとします。
    「他の仕事を始める」、項目を書いたところで「それはちょっと無理だ。家族も友人もここにある。」そう考えた瞬間、成功のメカニズムが働かなくなってしまうのです。
     万有引力の法則が崩れ、加速度には急ブレーキがかかってしまいます。

     たった1つのいやな項目があるために、精神が閉ざされ、成功のメカニズムのすべての要因をストップさせてしまうからです。
     願望達成に必要なことの1つでも「やる気にならない」ものがあると、せっかく目標に向かって作用しはじめたメカニズムがピタリと止まってしまいます。
     そうなると、あらゆる項目を点検し直して、これは実行すべきだが、これは実行すべきでない、と分類作業をはじめることになります。
     いったん障害ができてしまうと目標達成は無理ではないかと考えてしまいます。
     結果、いつまでたっても目標は達成できません。

     あと1つ大切なことがあります。
     その目標が自分だけの利益のために願うのであれば、それは自然の法則に反しています。
     多くの成功者が、「豊かさを計る基準は何か?」と聞かれたときに、「収入や資産の額ではなく、いざという時に自分を助けてくれる仲間が何人いるかだ。」と答えています。
     実際、ピンチの状態から抜け出して成功した人の多くが、ピンチの時に周囲の人に支えられた体験を持っています。いつも周囲にプラスのエネルギーを与えて、周りの人が喜ぶことを楽しんでいると、周りの人が、「いざという時、自分を助けてくれる人」にもなるのです。

    No.6 法則その⑥ 「芽が出ると思い描きなさい」 


     人は夢を思い描き、行動もしますが、マイナスの想念も同時に持っています。一方では豊かな人生を思い描き、それに向けて行動もしていますが他方では、人を心でさばいたり、うらんだり、憎んだり ・・。あるいは、許せない人がいたり、自分さえよければいいというエゴで生きていたり、・・・。
     これらのマイナスな想念が、プラスの想念(=豊かな人生を思い描く)と打ち消しあってしまいます。
     これだけ頑張っているのになかなか芽が出ないと嘆いている人は、一度胸に手を当てて考えてみてください。
     実は、人生で起こるどんな問題も、何か大切なことを気づかせてくれるために起こるんです。つまり偶然起こるのではなくて、起こるべくして必然的に起こるんです。
    ということは、自分に解決できない問題は決して起こらないのです。
     起きる問題は、すべて自分が解決できるから起きるのであり、前向きで愛のある取り組みさえすれば、後で必ず『あの問題が起きてよかった。そのおかげで・・・』と言えるような恩恵をもたらすのです。」
     私の場合、老大木から次のように言われました。

    「 強欲、嫌悪、怒り、虚栄心、慢心、自堕落、利己心、強情といったものは、どれもが貧しさであり弱さです。いっぽう、愛、清らかさ、優しさ、忍耐、同情、寛大さ、思いやりなどは、どれもが豊かさでありパワーです。
     あなたは貧しさを捨てたことで豊かさを手に入れることができたのです。」

     よい思いを描く人にはよい人生が開けてくる。
     悪い思いをもっていれば人生はうまくいかなくなる。
     思ったことがすぐに結果に出るわけではないので、わかりづらいかもしれませんが、20年や30年といった長いスパンで見れば、そのようになっています。
     ですから、まずは純粋できれいな心を持つことが、大前提となります。
     なぜなら、よい心、特に『世のため、人のため』という思いは、自然の法則と一致すると考えられるからです。

    No.7 法則その⑦ 「失敗を恐れるな」 


     芽は出ました。でも大きく育つか心配でたまらなくなります。水が足らないのではないかとか、多すぎて腐らすのではないかとか、心配の種はつきません。
     そして、その恐怖心を取り除こうとして、いろいろ苦労されてる人も多いのではないかと思います。
     その結果、なかなか取り除けなくて、結局行動することをあきらめる人もいます。
     しかし、失敗を恐れる気持ち自体は、とても自然な感情です。なので、これを取り除こうとするのは、ふつう、非常に大変です。
     そこで、「失敗を恐れる気持ちを取り除く」ことに努力するよりも、「失敗を恐れる気持ちを持ちながらも行動する」ことを始めるのです。

    恐怖心とともに行動するのです。
    私たちの心の底に「失敗すべきでない」という信じ込みがあると、行動が止まってしまいます。
    しかし実際、人生で失敗をせずに生きることは不可能です。

    失敗することを極力避けようと思えば、「目指さない人生」「望まない人生」を生きることになります。
    逆に、自分を向上させようとしたり、人生の目標達成を目指すそうとするほど、行動する機会が増え、失敗経験も増えるのです。そして、私達は、失敗からいろいろな教訓を体験的に学びます。
    そう考えると、「失敗」というものは、自分自身が行動している証であり、向上している証でもあるのです。
     逆に、失敗のない人生は、成長しなくなったことの証になります。

     次の2つの重要な秘訣です。
      (1)うまくいった結果をアリアリとイメージして
      (2)思い切って行動する

     会社を設立した時、私の例で申しますと「このままでよいのだろうか」「このやり方は正しいのだろうか」などとは考えませんでした。

    「考えなかったからうまくいったのです。」
     と老大木に言われました。
     以前の苦しさから逃れることができただけで満足でした。自分を信じて祈るしかないと思います。

    No.8 法則その⑧ 「感謝しなさい」


     どんな小さな事にでも「感謝できる自分を創る!」というのが大切、という事を言いたいのです。
    なかには、「感謝したくなるような事がないから」とか「別に感謝の気持ちがなくても生きていける」なんて思っている人もいる事でしょう。でもそんな人は、私から言わせると非常に損をして生きている人だと思います。
     ある意味、この感謝できる自分が、楽しみや喜びや感動など、全てのベースになっているような気がするのです。

     もしあなたが、感謝の気持ちをしっかりと持って生きているとすると常に色んな事に「ありがたいな~!」という気持ちになるでしょう。

     例えば、一緒に働く仲間の事が大好きで、いつも感謝していると、「ありがたいな~!こんな素晴らしい仲間と一緒に仕事ができて!」と思えます。すると仕事が楽しくなるでしょうし、働く喜びも感じられるでしょう。
     だから、何をさておき「感謝できる自分を創ろう!」が大切になってきます。

     両親に、上司に、部下に、仲間に、お客様に、お取引先様に、友人に携わる全ての人々に、そして日々の食事や、仕事や、家や、住んでいる街や、水や、緑や、空気や、空や、自分の身体や、自分自身を含むすべてに感謝できると、きっと楽しみと、喜びと、感動をいっぱい感じ、幸せに生きる事ができます。
     ある方が、好きな食べ物はなんですかと聞かれて、「母が作った卵焼きです」と言われました。
     自分もまねをしているが母親の作った卵焼きの味にはかなわない、教えて欲しいといっているが、目分量でしているからわからないと母は言うそうです。
     子供から、そう言われる母親の喜びはいかばかりでしょうか。

     その言葉の中に、深い愛情と感謝の気持ちが伝わってきます。

     その話を聞いた時、私の母親は料理が下手だったなあと思いました。先に述べた「禁止令」の呪縛から逃れられない業の深さを感じています。
     このように偉そうな事を言っている私も、まだまだ「感謝心が足りないな~!?」と感じながら、日々「感謝できる自分を創る」修行をしております。
     結局は、楽しみも、喜びも、感動も、感謝も、外にあって探し求めるものではなく、すべては自分の中にあったということですね!

    【最後に】

    人間にエネルギーを吹き込むものベスト3というのは、「感謝」「笑顔」「賞賛」の3つだそうです。

    「ありがとう」と感謝されること。

    「笑顔」を向けられること。

    何でもいいから「賞賛」されると、人間は元気になるらしいのです。

    「賞賛」「感謝」「笑顔」をたくさん浴びた物質は、エネルギーを貯めているのだそうです。
    もし家族の中に、病気の人やウツ状態の人がいるとしたら、「ありがとう」の言葉や笑顔が足りないのかもしれません。
    「ありがとう」という言葉は、心がこもっているかどいうかよりは、とにかく数が多いことが重要のようです。

    「ありがとう」という魔法の言葉を繰り返すことが一番大切だそうです。

    老大木の教えでした。