Note 01

Career consultant notes  人生の分岐点

 職業訓練の仕事を始めた頃、キャリアコンサルタントとして活動していた時の思い出深いエピソードを集めました。就職支援講座でよく話していました。

2012/04/21


Episode.1 私はお菓子が大好きです Page Top

 公的職業訓練の仕事を始めて20年ほどになりますが、当初は講師として、いろいろな科目を教えていました。職業訓練指導員の免許を取り、素人ながら手探りで日々頑張っていました。今考えると、怖いもの知らずだったなあ~。

 その教室では、簿記の初級とパソコンの基礎を教えていました。
 授業が終わり、事務所で休んでいると、若い女性の生徒さんが私に相談したいことがあると来られました。

「先生、明日面接なのですが、どうすればよいでしょうか。」

「どうすればって・・・」、突然そんなこと言われてもわかりません。
 実はあるお菓子屋さんの求人に応募し、明日が面接とのこと。志望動機をどう答えようかという相談です。
「なぜ、その会社に応募しようと思ったの」と私は尋ねました。
「家から近いし、母の勧めで、昔から知っている老舗のお菓子屋さんですから。」
地元では知られた銘菓の店で、県内外に30店舗ほど展開している会社です。ふと、思いついて、彼女にその店のお菓子を買っておいでと言って、1000円渡しました。
「コーヒーを入れておくから、今から買っておいで、好きなやつでいいよ。一緒に食べながら話しよう。」
彼女は怪訝そうな顔で出て行きました。その時は、私も気分が良かったのでしょう。ちょっとカッコつけてしまいました。彼女が買い物を買ってきて、コーヒーを飲みながら話が始まりました。
彼女に、どのお菓子が好きかと尋ねると、子供のころから食べているものですから、『このお菓子はどんな味で・・・』などと、楽しそうに話し始めました。
 私は、彼女に言いました。
「それでいいよ、それが志望動機。面接官に聞かれたら、『私はお菓子が大好きです』と答えなさい。」
 彼女は、えっと聞き返しました。
 私は、心理学の「受容的態度」について話しました。
 「そのお菓子が好きだということは、それを作っている会社が好きということになります。つまり間接的にその会社が好きだから応募したという意味になるの。
 受容的態度というのだが、それを受け入れる気持ちがあれば、相手も受け入れるのです。  その会社で働いている人は、自社の製品が好きだし誇りを持っているはずです。それを好きといわれて、気分が良くならないはずはありません。あなたに好感を抱くはずです。
 そのためには、その会社を知ることから始めなければなりません。
 まず、その会社が取り扱っている商品、これを知る。
 次に、会社の方針、社是、従業員数などの基本的知識、聞かれないかもしれないけれど、その会社に興味があるのであれば自然と知りたくなるはずです。
 それが、その事前準備と心構えが、一番大切なのです。」
 お菓子を食べながら話しましたが、素直な態度と笑顔を見て、確信しました。
 気持ちは、態度に表れます。
人と話すときに、その人の話を聞くことができるか、つまり受容的な態度がもっとも大切です。
 これがコミュニケーションの基本です。
 再就職支援の現場で、良く感じるのですが、求職者のくせに身勝手な方が多すぎます。給与や保険、転勤や休みなどの条件で仕事を探しますが、それって自分の都合であり、会社の都合は考えていません。これではうまくいかないのは、当たり前です。


 次の日、面接を受けて、彼女が帰ってきました。
「先生、ダメみたい。志望動機を聞かれたので、『私はお菓子が大好きです』と先生に言われたとおりに言ったのですが、笑われてしまいました。それで、どのお菓子が好きかという話になって・・・。
 それで、昨日先生に話したように大好きなお菓子の話をしました。それだけで面接が終わったのです。私についての話は、なにもできませんでした。」
「どれぐらい話したの。」
「20分以上話しました。」
「おめでとう、やったね。大丈夫、受かったよ。」
 私は彼女に言いました。
 その面接官が、どう感じたのか、私にはよくわかります。笑うという行為は、共感したということです。採用しようと思わない人間の話を10分以上聞くことはありません。採用不採用の判断は、時間に比例するといってもよいでしょう。
 お菓子の話だけで20分も話す女の子、本当にお菓子が好きなのがわかったはずです。それだけで十分なのです。
 若い人に即戦力、職務遂行能力を求めているわけではありません。社内研修で、覚えさせれば良いだけです。それよりも大切なのは、性格です。素直で明るい性格、そういう社員が入れば社内も明るくなるはずです。そして、お菓子が大好きな子。

 彼女は、半信半疑でした。
 その一週間後、「先生、社長面接だそうです。」
 授業の休み時間に、事務室に彼女が飛び込んできました。
「これで決まりですね。採用しようと思わない人間と社長が会うはずはありません。おめでとう。」
 その通りになりました。

 その後、彼女が勤め始めて、一ヶ月ほどたったころ、彼女がお菓子を持ってスクールに訪ねてきました。
「先生、ありがとうございました。会社の皆さんも皆いい方で楽しく仕事をしています。先生、私、簿記二級にチャレンジします。」
 あれあれ、仕事とは人を成長させるもので、それまで考えたこともなかったようなことにチャレンジする気持ちになったんだと、感心しました。
 あの一言が、彼女の人生の分岐点でした。



Episode.2 農家のお嫁さんになりたい Page Top

 同じクラスに、同世代の女の子がいました。お菓子屋に就職が決まった彼女は中途退所ということで、仲間の再就職が決まると、やっぱり自分もと焦ってしまいます。

「先生、私も親が勧めるので、地元の農協を受けようと思うのですが、志望動機はどう言えば良いでしょうか。」 授業の休み時間に相談に来ました。
「お菓子が大好きです」のエピソードはクラスの全員に話していました。
「あれ、あなたは建築系の仕事が志望じゃなかったっけ。」
「親がしつこく勧めるので、いいかなっと思って・・・。」
 今度は、以前の場合とまったく違います。この考え方では、無理なのです。その仕事を受け入れようという受容的態度ができません。別のこだわりを持っているからです。
 とりあえず言いました。
「そうだね、テクニックとしては使える言葉があるけど、素直さがないと難しいよ。それでも聞きたい?」
 休み時間が終わり授業が始まったので、全員に向かって私は話し始めました。受容的態度と共感について説明した後、彼女の方を向いて言いました。
 「農協への志望動機だけど、難しいよね。
 それで思いついたんだけど、『私は農家のお嫁さんになりたい』と言いなさい。そうすれば採用されます。」
 クラスは、大爆笑になりました。
 現在の農家の最大の問題は、後継者です。農家のお嫁さんになりたいということが少なく、結婚できない農家の後継ぎが多いというのは、社会問題化しています。農協は、農家の次男坊三男坊が勤めていることが多く、お嫁さんになりたいという人材は貴重です。絶対にキープしたいはずです。
 しかし、彼女の本音は違うのですから、それは採用されるためのウソになります。これでは、魔法は使えません。
 彼女は、志望自体を取りやめることになりました。それでよかったと思っています。


≪余談≫
 そんな気持ちで就職先を探すということは、会社に対して失礼ですよね。仕事に対して無礼です。再就職が決まらない方々、このような考え方をされる人が多いです。



Episode.3 バルーンの仕事がしたい Page Top

 同じクラスに、同世代の女の子がいました。お菓子屋に就職が決まった彼女は中途退所ということで、仲間の再就職が決まると、やっぱり自分もと焦ってしまいます。

 講座が終わって、ある20代後半の女性が相談に来ました。
「先生、私バルーンの仕事がしたいんです。しかし、その仕事をしている会社がないんです。」
「何、バルーンて何?」私は聞き返しました。
 大型店舗などで、風船や布などを使ってホールなどをディスプレイする仕事らしいのです。
「それは面白い仕事だね。会社がないことはないでしょう。どこで調べたの?」
 彼女は、ハローワークでの求人欄を探しているとのこと。それでは会社がないのは当たり前です。
 「県内に、何社くらいその仕事関連の会社があるか、インターネットで検索してごらん。 まず、広告関連、それから内装工事関連。きっとあると思うよ。」
「でも、求人がないと・・・」
「いいからまず、情報を集めること。」
彼女に促して、その場は終わりました。

 次の日、その仕事をしている会社が3件あることを見つけてきました。
「今から履歴書と職務経歴書を3通書いてきなさい。履歴書は全部自筆、職務経歴書はパソコンでいいから、書いて持っておいで」と言いました。
 それから、彼女が書いてきた履歴書と職務経歴書をチェックしてあげて彼女に言いました。
 「大切なのは、本当にその仕事がしたいと思う気持ちだけど、本気だよね。」
 「はい」
 素直で純粋な気持ちがこもっていました。
 「その仕事がしたいのであって、その会社に就職したいと思わないこと。つまり、正社員でなくても、アルバイトでもパートでもいいよね。」
 「・・・はい」
 「だって、本気でそう思っているなら、その仕事にかかわるだけでもうれしいはずだから、ほかの条件を考えてはいけないよ。もう一度聞くけど、本気かい。」
 「はい」
 今度は、いい返事でした。
 「では、今書いた履歴書と職務経歴書を持って、その会社を訪問しなさい。そして『パルールの仕事が好きで、それにかかわる仕事がしたいのです。どんな仕事でもいいからお願いします』と言いなさい。
 求人があるかないかなんて、そんなこと考えずに、行動するのです。それしか方法はありません。自分を変えたかったら、その本気の想いを伝えるために行動するのです。頑張って。」
 その仕事が本当にしたいのだったら、求人のあるなしや年齢制限、資格など無視するのです。自分の想いにしたがって行動することで、未来は変わります。

≪余談≫
 2件目で、熱意が認められアルバイトとして働くことになりました。時給はものすごく安いそうです。しかし、その報告に来た彼女の瞳は輝いていました。その時の笑顔は、私の大切な財産になっています。
 その後、社員になることができたと聞きました。今はどうしているでしょう。
「はい」という素直な返事をすることができたこと。それが彼女の「人生の分岐点」でした。



Episode.4 いい汗かかしてもらっています Page Top

 当時48歳の男性、出版社倒産によって、再就職のために職業訓練に来られました。この方の場合は、その時、私にほほえんだ、その笑顔が人生を変えました。

 中高年の再就職は難しく、しかも原因は倒産など、外的な要因で離職される方が多いです。
 突然のことで心の準備もできず、それまでのキャリアも全く役に立ちません。同じような業種、職種は不況だからです。だからといって、全く別の職種を探しても経験もなく、年齢制限もあり難しいのです。
 こんな理由で職業訓練に来られる方々、生活に追われ心の余裕がなくなり、なかなか苦手なパソコンも覚えられず意欲も湧かないと、色々なマイナス要因をお持ちです。それでも家族を養わなくてはなりません。
 同じ経験者として、その気持ちはよくわかります。なかなか求人もありません。とりあえず、失業保険をもらうため?に、訓練に来られる方も多いです。

 その方が受けている訓練は、現場での職業体験付きの訓練でした。座学のほかに、1ヶ月間、実際に職場での仕事を体験するというプログラムです。しかし、その内容は、タダのアルバイトみたいなもので、再就職が約束されているわけでもなく、希望職種の実習もほとんどありません。
 その現場開拓は、私たち委託されている施設が見つけてこなければなりません。その営業もなかなか大変でした。
 実際の再就職先としての実習とは程遠く、矛盾だらけです。その方に実習をお願いしたのは、ある家具屋さんでした。そこでの仕事内容は、現場の担当者任せ。
 実習が始まって二週間ほどして、それぞれ生徒さんの実習現場を見学して回りました。
 その方の職場にお邪魔した時、彼は倉庫で、重い家具を運搬する力仕事をしていたのです。
 スクールではパソコンの座学をしていたのですから、在庫管理や生産管理の事務の仕事を手伝っているものとばかり思っていました。職場に文句をいうわけにもいかず、申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。
 倉庫の奥から、タオルを首にかけ汗をいっぱいかきながら、笑顔で戻ってこられて一言。
「先生、おかげさまでいい汗かかせてもらっています。」
 私なら文句の一つも言いたい状況です。すごいと思いました。
 感動した私は、さっそく誰彼となくこの話をします。当時の、委託訓練の委託元の公的施設でも、担当者にこのことを話しました。センター長にも「こんなに素晴らしい人がいます」と話ししました。
 すると、「その方は素晴らしい人ですね。いま再就職支援のための就職アドバイザーをセンターで募集しているのだけれど、その人どうでしょう。」といわれました。
「それはいい話ですね。彼なら実際にずいぶん苦労していますし、営業課長としての経験もありますから、十分にできる仕事だと思います。」という話がとんとん拍子に進み、さっそく彼に話しました。
 再就職先としては、公的機関ですし収入もかなりになります。ただし、一年更新という制約がありますが、とりあえず仕事があるだけでもありがたいはずです。二つ返事で、その仕事に応募することになりました。
 そして、めでたくその仕事に就くことができました。
 定年の65歳まで務められました。



Episode.5 先生できました Page Top

その方は40代前半の独身の女性、パソコンに触るのも初めてで、クラスでも授業について行くのがやっと。最初はどうなるか心配していましたが、しかし、必死の想いで勉強に取り組んでおられました。
 控え目で目立たない方で、ほとんど話したこともありませんでした。
 講座も終わりのころ、あと2週間ほどで訓練が終了するという頃の話です。

 ある思惑があり、生徒さんに対して課題を与えました。ある事業所から頼まれた、請求書の書式をエクセルで作成するものです。
「希望者だけでいいのですが、この課題をしてくれる人を募集します。」といって、課題の希望者を募ったのですが、講座では別のことをしていますから、休み時間やら、自宅でするしかありません。
 20人ほどのクラスで、希望者は5人程度で、その中の一人が、彼女でした。
「卒業課題としてですから、卒業式までにできる人は、仕上げて持ってきてください。 多少のお礼はしますよ。できなければ、できなくてもいいから・・・」といって課題を渡しました。
 卒業式の3日ほど前だったと思います。
 彼女が、私の前に来て『先生できました』と言って、この課題の成果品を見せました。それがどれほど難しいかはよく分かっています。彼女の実力で、どれほどの時間をかけてそれに取り組んだか、もよくわかります。その一枚の資料に彼女の気持ちがこもっていました。
 感動してしまいました。
 性格は真面目なのですが、要領が悪く引っ込み思案なもので目立たないのですが、その時の笑顔は、やり遂げた満足感で輝いていました。
「ありがとう、大変だったね。合格。」といってそのデータを受け取りました。
 その頃、仕事が忙しくなり、土曜・日曜もスクールをオープンしようという考えがあり、人を探していました。その課題をしてきてくれた人を、アルバイトとして雇おうと思っていたのです。
 素直さと、仕事に対する誠実さ、これを兼ね備えた人ならスタッフとして雇おうと考えました。 結局、課題を持ってきたのは、彼女以外に一人いたかな?
 その辺はよく覚えていません。
 訓練終了後、声をかけてアルバイトとして雇いました。その後、彼女の仕事はだんだんと増え、会社にとってなくてはならない人材となりました。

 その後、彼女自身もいろいろと勉強の幅を広げ、キャリアカウンセラーの資格を取り、「いのちの電話」などの相談員などをしています。こつこつと努力を積み上げることのできる人は、それなりのチャンスを与えられるものだと思います。



Episode.6 給料はいりません

 20代前半の男性、公的な職業訓練校で2年間、パソコン関連の勉強をしていた生徒さんが卒業して、IT関連の仕事がしたいと、担当の講師とともに、スクールに尋ねてきました。 技術者タイプの『おたく系』です。
「IT関連の仕事がしたいので、パソコンインストラクターになりたいのです。」
「不安定な仕事だし、女性向きだから・・・。社員というわけにもいかないし、時給も安いよ。」
 その講師の先生とは、以前から訓練とのかかわりがあり親しくしていたものですから、どうやって断ろうかなんて考えていました。社員を雇う余裕はありません。
「インストラクターとしては無理だけど、事務機屋の方のIT関連サービスの仕事、ネットの接続や設定の仕事ならあるかもしれないけど、社員として雇う余裕はないので・・・。」
 ところが、その時の彼の一言で、気持ちが変わりました。
「給料はいりません。勉強させてください。」
 その言葉で、スケベ心が芽生えました。
・・・タダで使えるのなら、期限を決めて研修ということで使えば、先生との関係もあるし。 社長と相談して、その部門の担当者に話しました。
「どう、タダで手伝いを使うと思えば便利だし、研修生として三ヶ月間だけ面倒見てくれないかな。」
「いやですね。社員でもない人間に、今まで蓄積してきた知識や技能をタダで教えたくないです。面倒なだけで迷惑です。」
 なるほどと思いました。技術や知識に誇りを持っている職人は、簡単に自分のノウハウを教えたくはないはずなのです。
 職人の世界は、『習うのではなくて盗め』といいますが、ITの技術も専門性が高くその高度なノウハウは各自が独学で勉強しています。教えてくれる学校がないからです。
 嫌がる担当をなんとかなだめすかし、彼を受け入れることになりました。
 一ヶ月目。
 当時の給料は、現金で直接手渡しで支給していました。20日締めの25日払い。社員に給料を渡す時に、彼だけ何もないのもかわいそうだと思いました。社長と相談し、金一封ということで、5万円あげました。
 彼は想像もしていなかったみたいで、本当に感激していました。
 本当に、最初はまったく雇うつもりはなかったのです。しかし、同じ場所で同じ時間を過ごすと情がうつるといいますか、不思議なものです。

 二ヶ月目。
 彼は普通の社員のように仕事に取り組んでいました。そして、給料日が近づいた日、社長に相談しました。
「今月はどうしましょう。」
 結局、安いですが時給を支払おうということになり、8万円程度を支払いました。
「タダで使うということは、なかなかできません。」
結局アルバイトのような形になりました。
「期限付きの研修生なんだから就職活動をしてもいいし、先々のことを考えるときちんとした仕事をした方がいいよ。」
 私は、時々彼に話していましたが、そう言われた時の彼の気持ちはどんなだったでしょう。 そして、ついに三ヶ月目。
最後の給料日が近づいていました。
 そんなある日、顧客から電話がかかってきたのです。
「○○君いる?ちょっと助けてもらいたいので来てほしいんだけど。」
 顧客から信頼され、彼の営業によって売上があがりました。
 彼の指導をしている担当者に様子を聞きました。
「どう、彼頑張っているみたいだね。」
「なかなか大したものです。性格もいいし顧客に好かれているみたいです。」
 その話を聞いて、社内での評判も良いこともあり、社長に相談して、正式に社員として迎えることになりました。その後の再就職活動について悩んでいたはずの彼の喜びようは、本当にほほえましく感じました。
 最初、ついつい、タダという言葉につられて彼を受け入れてしまったことが、この結果になりました。
 もちろん人材としては優秀で、会社にとっても戦力になりましたから結果オーライです。  彼を紹介した先生も喜んでいました。

 人の人生って何が幸いするかわかりません。「人生の分岐点」とは、あとになってわかるものですね。
 その後、彼は会社にとって重要な戦力になりました。あの時の私のスケベ心が、彼の人生を変えました。

 これは、テクニックとして色々な場面で使えます。
「その仕事がしたいのですから、お金は要りません。」
 新規の仕事にチャレンジする時、経験して学ぶためにその仕事をするのであれば、授業料を払うべきで、お金は要りません。
 仕事にかかわりさえすればこっちのもの。
 タダで人を使うのは、普通の人?にとっては、難しいのです。
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