inner management

社員の心に直接アプローチするマネジメント理論
指示命令ではなく「共感」。思考ではなく「感情・感性・感覚」によってマネジメントする。

はじめに

マネジメントの心理学

これからのマネジメント、新しい考え方「インナーマネジメント」の提案です。

  これまでの合理的マネジメントでは、企業の目的は成果・利潤の追求であり、発展・継続であるといわれていました。そのためには社会に認められ、消費者に受け入れられなければなりませんから、社会的貢献とかCI(企業の存在意義)の明確化などが求められていました。顧客満足の向上、イメージアップなどの言葉もあります。
 そのため、マニュアルを作成し、社員の行動を管理し、PDAサイクルを回して、評価する。
 目標を設定し、その経過・結果をビジュアル化して明示し、業績に応じた賃金を支払う制度「業績給」を導入する。コンピテンシーと言って優秀な社員の考え方、行動を分析し、社員教育に導入する。
これが合理的なマネジメントでした。


成果、効率化を考えると人件費の削減、経費節減に目が向いてしまいます。契約社員や派遣社員、パート、アルバイトを活用したほうが合理的です。その結果、今まで企業を支えてきた「当たり前のもの」が崩壊してしまいました。

仕事に対する誠意

 各自の技能や知識の蓄積、ノウハウが企業の財産です。IT技術、機械化によって、この部分の標準化ができましたが、肝心の人間の知恵の継承ができなくなってしまいました。人間関係の希薄化により、コミュニケーションがうまくいかなくなり、雰囲気が悪くなってしまいました。
 やる気、働き甲斐、楽しさなどは「目に見えない部分」ですから、計数化することが難しく、この部分のマネジメントは、各個人の人間力に頼っていた部分ですから、今まで表に出てこなかったのです。
 そして、その基礎にあるのは「仕事に対する誠意」です。日本人は本質的に真面目であり、仕事、職に忠実でした。それが、マネーゲーム、お金儲けがすべてというような風潮になり、企業倫理が怪しくなっています。コンプライアンス(法令順守)という言葉もありますが、言われなくても当たり前のことだったはずなのです。

企業で働く一人ひとりの心の中の感情、気持ちに直接アプローチすることで、もっとシンプルで効果的なマネジメントが可能になるのではないでしょうか。 これを「インナーマネジメント」と名づけました。

インナーマネジメントでは、指示命令ではなく、「共感」がキーワードになります。思考ではなく、感情、感性、感覚によってマネジメントしようというものです。

企業の目的は利潤追求、発展・継続ではなくて、組織を構成している人間一人ひとりの「豊かさ」「幸せ」「成長」「安心」「安定」です。新しい価値観の提案のようですが、実は、バブル以前の高度成長期「日本型マネジメント」にはこの考え方があったはずなのです。

なぜ、我々は忘れてしまったのでしょうか。

行き過ぎた成果主義を修正して、マネジメントの再構築をしようという提案です。


インナーマネジメント INDEX

はじめに 内発的動機を高めることによって自由闊達で楽しい組織を創る
品格について 知識のレベル差・思いつきと偶然の出来事・場を変える
ダメな上司 自我の肥大・成果主義の弊害
内発的動機 インナーマネジメントとは
テーマ あてになる人材を作る
自我の肥大 自我の特性
実践論 仕事に集中する

インナーマネジメント研修モデルプログラム

【幹部社員研修】

社員管理のための心理学、交流分析の紹介


時間 内  容 詳  細 備考
8:30~9:50 オリエンテーションインナーマネジメントの概要 挨拶、「アイスブレイク」
ダメな上司、成果主義の弊害
「仕事という言葉の意味」
プロ意識、「自我の肥大を防ぐ」
新しいリーダーシップマネジメント理論であるインナ―マネジメントの紹介
10:00~10:50 職場環境を変えるために
具体的な事例紹介
心理学の各理論の紹介
・フロー理論
・フィッシュ哲学
・インナーワーク
「場を高める」
仕事に対する誠意、あてになる人を作る意義
11:00~12:00 交流分析
自分に気づく
心理学から見る自分
三つの自我状態の説明
エゴグラムチェックリスト
エゴグラム分析による各自のパーソナリティ診断
13:00~13:50 基本的構え
行動心理の裏側
OKグラム
自己コントロールチェックリスト
自我エネルギーの状態を知る
心理学のOK牧場
14:00~14:50 パーソナリティ
分析
交流パターン分析
問題行動と自己愛パーソナリティ、
抑うつ性パーソナリティ
部下の個性分析と問題行動及び対処方法
15:00~16:00 ストローク
言葉のエネルギー
プラスのストロークを使う
言葉のエネルギー
いい言葉を身につける
やる気にさせる言葉の魔法について
16:10~17:00 研修のまとめ 職場の「楽しさ」の必要性 成果を上げるためには「楽しさ」が必要です